子宮筋腫取りました/チョコレート囊胞できました

子宮筋腫発見から核摘出手術までのざっくりとしたメモとその後の再発の話

ディナゲストはじめました

7月の腹部の激痛を経て、副作用が怖いとか言ってられなくなった。

こんな痛みを何度も味わうのはごめんだ。

薬をもらおう。

 

腹痛の原因は「不明」のままではあったけど、それであればなおのこと原因かもしれないことを潰していくしかない。

 

7月中旬、再びクリニックを訪れた。

 

「また激痛になったので、ちゃんと治療しようと思います。ピルはやはりダメですか?」

と質問したところ

 

「まずは前回の薬のこと。漢方はどうだったの?」

 

と、またしてもイライラ気味の先生。

いや、だから激痛起きたって言ってますやん……と思いつつ

「正直これといった効果は感じませんでした。」

というと、

 

「じゃあ、ピルはあなたの年齢では出せないのでディナゲストにしましょう。まずは1年間飲んでみましょう。」

 

い、いちねんすか。

がんばりまーす……

 

「じゃ、そういうことで。」

 

問診は2分ほどで終わりました。

あ、今日はエコーしないんだ。別にいいけど。

 

そうして飲み始めたディナゲスト

果たして副作用は……。

 

飲み始めてすぐに感じたのは、ものすごい眠気でした。

生理中って眠くなるけど、あれよりもちょっとハードなやつ。

仕事中何度もトイレで5分仮眠とか取ってました。

 

そして、吐くほどじゃない吐き気。

空腹時にムカムカする感じで、「食べづわり」に似ているそうです。

子供もいないのにつわりの症状とか悲しみ……。

などと思いつつ、空腹時には飴を舐めてます。

空腹時といっても「お腹すいたー」と感じるわけではなくて、

胃の中のものが消化されつつある状態というか、食後2時間後くらいが一番きつい感じです。

 

眠気と吐くほどじゃない吐き気。

副作用、これくらいなら耐えられるかな?と思っていましたが、

ディナゲスト服用から3週間ほど経過した頃に、

ホルモン治療の辛さを存分に味わうことになりました。

 

1年ぶりのクリニック

4月下旬、突如として起こった腹部の激痛。

そして子宮筋腫再発&チョコレート囊胞発覚。

なんとかしなくては、とその後の5月。

私は久しぶりに以前かかっていた婦人科のクリニックに行きました。

(救急で行ったわけだし手術した大学病院でそのまま診てもらいたかったけど、

緊急性がないと判断されたのか「紹介状書くね」でかかりつけ医に戻るよう誘導されました)

 

お久しぶりのクリニック。

10ヶ月ぶりくらいかしら?11ヶ月?

手術の顛末まで書かれた(と先生が言ってた)紹介状を提げ伺ったのですが

 

あれ?

 

先生……なんかお疲れですか?

以前は「穏やかで優しい」雰囲気でしたが、この日はなんだか微妙な雰囲気。

エコーでさらっと私のチョコを確認後、

「で、どうします?」

と、モニターを見たまま早口で治療法を挙げていきます。

 

・痛み止め

・ピル

ディナゲスト

・リュープリン

・ミレーナ

・手術

 

曖昧だけどこんな感じでカルテに文字を打っていき、どれにする?と。

えっ。

そんな、丸投げ?

 

事前にネットで調べた感じだと、ホルモン剤の治療は副作用がきっついとの噂。

どれも怖いぜよ。

 

「副作用が怖いので、超低容量ピルってのを試し…「あなたの場合年齢的にもピルはやめたほうがいいんじゃないですかね」

 

食い気味。

なら選択肢にあげるなよ。

んーでもディナゲストって不正出血が続くんでしょ〜?怖くない?

などと、まごまご決められずにいたら。

 

先生あからさまにイライラしだす。

 

ねえねえどうしたの?

前はそんなんじゃなかったじゃん……男性だけど更年期なの??

 

「まあ、とりあえず痛み止めから始めたら?」

 「……はい。」

「じゃあ出しとくから」

「あ、私、大腸に疾患がありまして、ロキソニンとかあまりよくないんです……」

「ふーん。じゃあ漢方出すわ」

 

そんな感じで出されたのは、おなじみ芍薬甘草湯。

生理が始まりそうになったら飲み始めてと言われましたが。

全くもって効果はありませんでした。

 

そしてそれから2ヶ月後の7月。

再び腹部の激痛に襲われたのでした。

 

術後もうすぐ一年/再発&新規参入

子宮筋腫の手術をしたのが昨年の9月6日。

あっという間に、もうすぐ一年が経過します。

 

今年の4月上旬に術後半年として最後の診察がありました。

MRIを取って、結果を主治医がみて、「うん、大丈夫だね!」と言って。

 

これでもう婦人科からは解放されたと思っていました。

しかしそれからすぐの4月下旬。

今までに経験のないような腹痛で、会社を早退し(タクシーで5000円近くかけて)帰宅後ベッドに倒れこみながら検温。

39度超え。

既往歴がいくつかある故、這うようにして救急病院(子宮筋腫の手術した大学病院)に行きました。

 

そこでCT取ったり色々したあと、術後ということで産婦人科の先生がエコーをしてくれました。

そして飛び出す衝撃的な発言。

 

「あ、内膜症あるね」

「チョコレート嚢胞ができてる」

「卵巣腫れてるな~」

子宮筋腫も小さいのいくつかあるね」

 

え?

 

え??

 

半月前にMRI取って、主治医がそれ見たんだよ?

そこで問題ないね!って笑顔でお別れしたんだよ??

 

病気のことはプロじゃないので分かりません。

半月で卵巣が腫れチョコが出来て筋腫が再発することも、あるのかもしれない。

だけど、腹痛に耐えつつ心の中で思ったことは

 

…あの先生、MRIの画像チェック手抜きしたんじゃ…?

 

不信感を抱きつつ、この時診てくれた女医さんがとてもやさしく親切で

今度この大学病院の婦人科にかかるならこの先生を指名したい…

主治医お前はもう嫌だ!と思ったのでした。

 

結局腹痛の原因は不明でした。

しかしこの後、7月(超激痛。救急車乗った)と8月(やや激痛。近所の内科にいった)にも腹痛は起こり、

そして病院に行くたび「原因不明」と言われることになるのです。

なんでだよ。

こんなに痛いのに原因がないとかありえなくない?

 

4月は生理3日目くらい。

7月も生理4日目くらい。

8月は排卵日。

 

そして子宮筋腫再発。

チョコレート嚢胞発症。

 

これ、絶対関係あるっしょ?

 

 

かくしてまた、婦人科通いが始まりました。

また時間があるときにここも更新して行こうと思います。

術後52日目/生理がきた!

タイトルのままですが、リュープリン治療を始めたのが7月の生理中。

そこからぱったり来なくなっていた生理がとうとう再開しました。

 

大学病院に初めて診察を受けに行った日、

教授先生から

子宮筋腫を取ると経血の量は減ると思う。」

「ただ、生理痛が減るとは限らない。その約束はできない」

と言われていました。

 

「え、じゃああんまり取る意味ないのか…?」

と思考が混乱しましたが

「いやいや、量が減るという言葉は魅力的じゃないの」

と思考を正常に戻しました。

 

このころ、私の生理は毎回OB(おぱんつからばんばん漏れまくり)してたので

夜な夜なパンツとボトムを手洗いして落としていました。

※ここで得た知識としては、シャンプーだと血が落ちやすい。理由は知らない。

※黒いボトムだと血が目立たないので良いが、洗うと血が出てくるので驚く。

その面倒くささと言ったら。

あと、ベージュのボトムや薄い色のデニムもダメにしまくって

お気に入りの服なんてもう着ない!と不貞腐れていたのです。

 

そしてあれから月日は流れ、最後の生理から112日後。

奴は帰ってきました。

 

果たして私は、色の薄いボトムを着られるのか?!

 

初日は、拍子抜けするほどの少量、痛みもほぼ無。

見えないからわからないけど、生理痛というより子宮を縫った後が痛い?

ちくちくする感じ。

なんだかわからんけどこれは勝ち組…!と万歳しまくりです。

 

しかし一夜明けた、2日目。これを書いている今。

忘れていた痛みとだるさ、あの頃のままです。

量は気持ち減ったかもしれません。

でも、期待していたほどの減りでもなく…万歳していた腕をそっと下ろしました。

 

なんだよ~~!!

色々話ちげーじゃん!!

 

まだ取ったばかりだし、何しろ久しぶりだから、

もしかしたら今回は微妙なのかもしれません。

来月はどうなるのか、多少の期待をもちつつ、今月を乗り切ります。

 

 

術後46日目/妊娠のこと

とりあえず退院の日までをまとめようと思ったブログですので

このまま放置するつもりでしたが、

「その後彼女の姿を見たものはなかった…」

みたいな感じも悲しくなったので

他の持病のことなども気が向いたら書いてみようと思います。

 

9月6日に腹腔鏡手術をしてから、早いもので6週間と4日が経ちました。

6週間って、1か月半。

 

感覚としては

「まだそれしか経ってないんだ!」

 

入院生活は思い出そうとすると明確に思い出せるのですが、

もう過去のことというか、凄く昔のことのように感じます。

 

 

ブログに書いた術後3日目に主治医チームの先生に言われ

内科の先生に初めてお会いした頻脈ですが、

その後「バセドウ病」と診断されました。

こちらは術後1週間後の9月13日から投薬治療をはじめ、

まだ1ヶ月超ではありますが、FT4、FT3の数値は安定してきております。

(TSHはまだ低いままですが。)

 

バセドウ病の代表症状ともいえる

頻脈、発汗、体重減少については術前から片鱗が合ったものの、

甲状腺機能亢進症は他の病気や手術の影響?でなることもあるようで、

やはり子宮筋腫の手術で一気に悪化したのかなと思っています。

(だからあっさり数値が下がったのではなかろうか)

 

バセドウ病の治療にはチウラジールという薬を処方されています。

本当はメルカゾールという薬が一般的だし効果も高いらしいのですが、

妊娠を希望する場合はチウラジール1択だそうです。

私はアラフォーといわれる年齢で婚約者もいる立場で

もし子供を望むのであれば1日も早く!という状態なのだと思います。

 

 

子宮筋腫の手術の前にも、教授先生がカレンダーを指さしながら

「9月に手術だと…4月には妊娠解禁だよ!5月前には行ける!」

(私の誕生日が5月なので、1歳でも若いうちにということのようだ)

といわれ、

「世間的には婚約者がいて子宮筋腫取るって、そういうことだと思われるよなあ」

と変な納得感がありました。

 

甲状腺の先生も、初めて薬を処方するとき

「薬、どちらにしますか」

と聞かれ、ああやっぱりそう思われているんだなあと思いました。

 

正直、決められてなかった。

いい年して考えてる時間なんてないのだろうけど、

「筋腫取ったし作るぜ!」

と、簡単には思えなかった。

 

言葉に詰まった私に先生は

「チウラジール(妊娠中にのめる方)にしときましょう」

とだけ優しく言って薬が決まりました。

 

彼とは本当は夏には入籍の予定だったのですが、

様々な事情があり、まだ婚約者のままです。

お互いに強く子供を望みも否定もしていないので、

これからどうしたもんか、妊娠NGのこの期間にのんびり答えを出そうかと思います。

 

術後5日目(退院日)

いよいよ退院の日。

今までで1番寝られた気がする。

看護師さんの巡回まで起きなかった。

 

朝ごはんを食べた後は荷物をまとめて、

久しぶりに私服に着替える。

 

傷に当たらないゆったりしたワンピースがオススメと

どなたかのブログで読んだので用意したそれを着て、

お腹をやたらと庇っていたのでまるで妊婦さんのようだった。

 

事務の人が請求者を持ってくるので、

払い終わったらナースコールしてくださいねと言われましたが、

これまた待てど暮らせど来ない。

月曜だから少し時間かかるかもと看護師さん。

 

母親に10時に退院だからその頃きてと言っておいたのに、

請求書が来たのが10時。

よろよろと一階に降りてATMでお金を下ろし、

会計窓口にある自動会計機へ。

診察券を入れたら「窓口でお支払いください」とでる。

えーめっさ混んでるのに

 

しぶしぶ窓口に並び請求書を出してしばし待つ。

入口の方を見てたけど母親の姿はないので入れ違いかな?と電話してみる。

するとやはり病室にいた。

時間かかりそうだから降りて来て~と呼びつける。

 

会計の後、診断書とかの書類も申し込もうと思っていたのだけど、

この時点でもうけっこうバテバテ。

明後日甲状腺の件で再来院するので、その時でいいやと病室に戻る。

 

ナースコールで看護師さんを呼び、

会計チェックと忘れ物チェックをされ、

オッケーが出たらリストバンドを切ってもらう。

この瞬間、これで晴れて退院だ!と本当に嬉しかった。

 

病院はうちから歩いて10分ちょいくらいなので歩いて帰るつもりだったけど、

母親が「おごるからタクシー乗りなさい」

と言ってくれたのでタクシー乗り場へ。

運転手さんに近くてごめんなさいと言いつつ家へ。

確かに歩いてたらきつかったかもなーと後から思った。

母に感謝!

 

1週間ぶりの我が家は、仮夫が昨日掃除をしてくれたみたいで綺麗だった。

もっとほこりっぽくなってるだろうと思ってたのに!

仮夫に感謝!

 

 

こうして私の入院生活は終わりました。

術後4日目(入院6日目)

1番に採血と検尿。

今日主治医チームの診察があり、

その結果次第で明日退院かどうか決まるとのこと。

 

診察の順番になったら呼ぶので病室にいてねと言われたけど、

全然呼ばれない

結局2時間半後くらいに診察室へ。

触診と膣エコーをされました。

この先生のエコーめちゃくちゃ痛かった

問題ないとのことで、明日退院が決定!

そうなるとは思ってたけど嬉しかった。

 

次の外来は3週間後。

結構先なんですねと不安を漏らしたら、

検体に出した筋腫の結果が出るのに3週間くらいかかるらしい。

 

それにしても、手術以降、主治医のS先生に一回も会ってませんが…

大学病院ってそんなもんなのかな。

 

部屋に戻ったらお昼ご飯が届いてたのでモリモリ食べ、

食器を下げてトイレへ。

すると

あれ?血尿?!

…と焦ったけど、どうやら膣の方から出てる。

ペーパーで拭くと真っ赤。終わりかけの生理くらい。

さっきのエコーのせいかなぁと、おりものシートをつけておく。

 

その後仮夫が枝豆を持って参上。

仮夫のご実家から届いたけど大量なのでおやつに持ってきてくれたのだ。

枝豆大好きなのでモリモリ食べてたら看護師さんに呼ばれる。

検温タイムと、退院後の生活について説明があるとのことで、

仮夫と説明部屋へ。

 

「退院のしおり」というプリントをもらい、それに沿って説明。

まあのんびり過ごしなよ的なことが書かれてました。

重いものは持たないようにとか。

 

それが終わると本当に暇だった。

院内のカフェに行ってみたり(コーヒー飲みたかったのだ)

またボードゲームしたりダラダラ喋ったり。

何度かトイレに行ったけど、ごく少量だけど出血が続く。

術後よりでてる気がする

退院のしおりには生理2日目くらいの出血があったらやばいけど、

少量は出るよと書いてある。

まあ、様子見かなぁ。

 

明日は退院。

荷物をまとめて、不要なものは仮夫に持って帰ってもらった。