子宮筋腫取りました/チョコレート囊胞できました

子宮筋腫発見から核摘出手術までのざっくりとしたメモとその後の再発の話

手術の説明と自己血採血の日。

この日は入院前最後の通院。

内容は

・麻酔科医面談

・歯科検診

・自己血採血

・S先生からの手術の内容説明

というラインナップでした。

この日は手術の日に来てくれる家族を連れて来てくださいと言われていたので

母親を連れて行きました。

 

【麻酔科医との面談】

手術室の隣にある麻酔科の部屋にいくと、まずDVDを2枚見せられました。

一つは手術の流れ、もう一つは麻酔とはこういうものですという内容。

副作用の説明も入っているので、見てると理解できるというより恐怖を煽られる…。

 

その後看護師さんから軽く説明。

「先生今手術に入ってしまったんで、少しお待ちくださいね」

と言われたんだけど、そんなすぐ出てこられるの…?

手術抜けてくるってこと…?

などと母親とひそひそ話していると先生到着。女性の先生でした。

事前にアンケートのようなものを渡されていたのでそれを確認しつつ

説明をされます。

 

よく子宮筋腫のブログや2ちゃんで見る「硬膜外麻酔」ですが、

「今回は使いません」ときっぱり。

代わりに「神経ブロック注射を打ちます」と言われました。

正直どちらも使ったことないし痛みも想像がつかないので

「それで痛くないんですか?」と聞くと、

「痛いときは仰っていただければ対応できますので」とのこと。

そういう意味ではないのだけど、私に選ぶ権利はなさそうなので、

同意書を書いて終了。

 

 

【歯科検診】

麻酔科の面談をした部屋に技師さんが来てくださり、まずは問診。

私は子供の頃のトラウマで歯医者恐怖症で、

本当に大げさでなく数十年以上歯医者に行っていない。

そんな口内を見ていただくのは申し訳ないと謝ったけど、技師さんは

「50年行ってないって人もいるし、本当に気にしなくて平気です」

とニコニコ言ってくれた。

やさしい。

なぜ術前に歯医者に行く必要があるのかというと、

一つはぐらぐらしている歯が挿管の際に取れたりする危険があることと、

口内環境が悪いと細菌が挿管で肺など他の臓器につくことになり

悪影響があるかもとのことでした。こわい。

そこで軽く歯を見られて、どちらも問題はなさそうとのこと。

よかった!

この後念のために歯のレントゲンをとって歯科の方に行って欲しいとのこと。

しかしこの時すでに自己血採血の予約時間が迫っており、

全部が終わってからでも大丈夫とのことだったので、最後にすることにした。

 

【自己血採血】

自己血採血とは、手術中に輸血が必要になった時のために、

事前に自分の血液を取っておくことです。

輸血は同じ血液型でも拒否反応的なもので合併症が出てしまうこともあるらしく、

自分の血ならその辺安心でしょってことなのでしょうかね。

 

採血室のベッドに横たわり、いろいろな道具が用意されていくのをぼんやり見てた。

看護師さんが「先生今来ますのでお待ちください」といい、

今日このセリフよく聞くなあと思っていたら若い女性の先生が来た。

ていうか、なんで医者がくるんだろ?

と思っていたら、血を採血するための点滴の針のようなものを刺した。

これがとても太くて痛い…!

太いから看護師さんでは刺せないやつなのかなあ?

刺した針から床のあたりにあるらしい(寝てるから見えない)機械に

血がどんどんと落ちていく。

取る量は400mlと言っていたけど、10分くらいで終わったように感じる。

取られた後はもう視界まっしろで指先冷たい、ド貧血という感じだった。

そのまま同じルートを使って鉄剤2種類を点滴。

そのあとは回復タイムでしばらくベットの上で休ませてくれ、貧血も治った。

病院によっては何回かに分けて取るみたいだけど、

あの痛い針を何度も刺すなら一度で終わってよかったなと思う。

 

【手術の説明】

産婦人科の説明室のような場所で、S先生と母と私で。

手術の名前は「子宮筋腫核摘出手術」で、術式は腹腔鏡手術。

先生は紙にお腹部分の絵を書き、穴を開ける4箇所に赤で印をつけた。

おへその下、左側の上下に2箇所、右側に1箇所。

左側の下の傷は少し大きめになるけど、それでも3センチくらいとのこと。

母が「執刀は先生がしてくださるんですか」と質問。

あ。私もそれ知りたかった。

「はい、もちろんです。チームで対応しますが、僕がやります。」とのこと。

ここは大学病院なので、研修医とかがやるのかなあと思ったけど

やりますと言ってもらえたので一安心。

まあ、寝てる間のことなんてわかんないけどね…。

 

【歯のレントゲン】

ここで夕方近かったので、母親は帰ることに。

遅くまでありがと〜と出口まで送り、私はレントゲン室へ。

歯のレントゲン初めてでどうやるのかなあと思ってたら、

顎を乗っける台に噛むところがあって、

そこを噛んで撮影するとカメラがぐるっと360度撮影してくれる仕組みのようだった。

すごいねー。

 

【歯科】

さっきは普通の部屋で見てもらったけど、今度は歯科の部屋に行くことに。

本当に本当に歯医者イヤで、音とか匂いとかでゲロ吐くかもと不安になっていたけど

どちらもあまりしなくてよかった。

さっきと同じように歯を見られ、

レントゲンも手術に影響するような歯はなさそうとのこと。

「ただこれねえ」と医者がレントゲン写真を指差す。

それは左下の親知らずで、普通の歯は歯茎に対して垂直にはえているのに対し、

平行に、真横からはえてた。

わー。

今すぐじゃなくていいけど、歯医者にかかったほうがいいとのことで、

近くの歯科に紹介状を書いてくれるとのこと。

やだ…通いたくない…(´・ω・)

 

手術の前日と翌日に歯のクリーニングをするとのこと。

前日=入院初日なので、入院手続きする前にここに来てねと言われました。

 

 

そんな感じでこの日は終了。

手術まで2週間。

でもまだ、そこまで実感が沸いてなかった。